専門エージェントを設計して委譲する
Category: Agent Related: Tip 39: Use plan mode
カスタム設定: このTipで紹介するエージェントは、
CLAUDE.mdやagents/ディレクトリで定義するカスタム設定です。Claude Code の公式機能ではありません。
Claude Codeでは専門的なエージェントを設計し、特定のタスクを委譲できる。各エージェントに限定されたスコープを与えることで、品質と効率が向上する。
重要: 単に「あなたは〇〇の専門家です」とロールを与えるだけでは、LLMのアウトプットは向上しない。効果があるのは具体的なタスク指示、チェックリスト、出力フォーマットの明示である。以下の例では、ロール名よりも「何をチェックするか」「どう出力するか」の部分が重要。
| エージェント | 役割 | スコープ |
|---|---|---|
architect |
システム設計 | 構造の決定、依存関係の管理 |
code-reviewer |
コードレビュー | 品質チェック、ベストプラクティス確認 |
security-reviewer |
セキュリティ監査 | 脆弱性検出、OWASP準拠 |
test-writer |
テスト作成 | ユニットテスト、E2Eテスト |
doc-writer |
ドキュメント作成 | API仕様、README更新 |
CLAUDE.mdでエージェントを定義:
## Agents
### architect
アーキテクチャの決定を行う。新機能の構造設計、依存関係の管理を担当。
出力: 設計ドキュメント(.md形式)
### code-reviewer
コードレビューを行う。以下をチェック:
- コーディング規約への準拠
- パフォーマンスの問題
- エラーハンドリング
出力: レビューコメントエージェントを連鎖させて複雑なタスクを実行:
1. architect → 設計ドキュメント作成
2. code-writer → 実装
3. test-writer → テスト作成
4. code-reviewer → レビュー
5. 修正 → 再レビュー
### security-reviewer
以下のセキュリティ観点でコードをレビュー:
1. **入力検証**: すべてのユーザー入力はサニタイズされているか
2. **認証・認可**: 適切なアクセス制御があるか
3. **秘密情報**: ハードコードされた秘密情報がないか
4. **SQL/XSS**: インジェクション脆弱性がないか
問題を発見した場合は重大度(Critical/High/Medium/Low)を付けて報告。ロール名ではなく、以下の要素がアウトプット品質を向上させる:
| 要素 | 例 |
|---|---|
| 具体的なチェックリスト | OWASP Top 10 の各項目を列挙 |
| 明確な出力フォーマット | 「重大度(Critical/High/Medium/Low)を付けて報告」 |
| スコープの限定 | 「このファイルのみ確認」「認証関連のみ」 |
| 手順の明示 | 「まずXを確認、次にYを確認」 |
専門性による品質向上→ 具体的な指示による品質向上- タスクの明確な分離
- 並列処理による効率化
- チェックリストによるレビュー漏れの防止
- Tip 39: Use plan mode - 計画モードでの作業
- Tip 57: Automate security review - セキュリティレビューの自動化