Docker Exment

このイメージについて

ExmentのDockerイメージです。

イメージの使用方法

• このリポジトリをダウンロードし、zipを解凍します。

• 使用するフォルダを選択します。buildフォルダ内の以下のフォルダから、構築したい環境により、使用するフォルダを選択します。

  • php80_mysql : PHP8.0, MySQL
  • php80_mariadb : PHP8.0, MariaDB
  • php80_sqlsrv : PHP8.0, SQL Server
  • php81_mysql : PHP8.1, MySQL
  • php81_mariadb : PHP8.1, MariaDB
  • php81_sqlsrv : PHP8.1, SQL Server

• コンソールで、上記のフォルダを、カレントディレクトリとして遷移します。

• コンソールで、以下のコマンドを実施し、環境を起動します。

docker-compose up

起動設定

docker-composeで起動する環境を選択します。起動する環境ごとに、「docker-compose.*.yml」ファイルが分かれておりますので、コマンド実行時に"-f"オプションで、ファイルを指定してください。

設定ファイル	環境
docker-compose.yml	Webサーバー(ngnix、PHP)
docker-compose.mysql.yml	MySQL
docker-compose.mariadb.yml	MariaDB
docker-compose.sqlsrv.yml	SQL Server
docker-compose.phpmyadmin.yml	PhpMyAdmin
docker-compose.redis.yml	Redis
docker-compose.balancer.yml	ロードバランサー
docker-compose.https-portal.yml	https

Webサーバーのみ

起動時、「-f docker-compose.yml」のみ追加します。(もしくは、"-f"オプション無しで起動します)

docker-compose -f docker-compose.yml up

Webサーバー・MySQL

起動時、「-f docker-compose.mysql.yml」を追加します。

docker-compose -f docker-compose.mysql.yml -f docker-compose.yml up

Webサーバー・MariaDB

起動時、「-f docker-compose.mariadb.yml」を追加します。

docker-compose -f docker-compose.mariadb.yml -f docker-compose.yml up

Webサーバー・SQL Server

起動時、「-f docker-compose.sqlsrv.yml」を追加します。

docker-compose -f docker-compose.sqlsrv.yml -f docker-compose.yml up

Webサーバー・PhpMyAdmin

起動時、「-f docker-compose.phpmyadmin.yml」を追加します。

docker-compose -f docker-compose.yml -f docker-compose.phpmyadmin.yml up

Webサーバー・Redis

起動時、「-f docker-compose.redis.yml」を追加します。

docker-compose -f docker-compose.yml -f docker-compose.redis.yml up

冗長構成でWebサーバー起動・ロードバランサー追加

起動時、「-f docker-compose.balancer.yml」を追加し、「--scale web=2」と、起動するWebサーバー数を指定します。

docker-compose -f docker-compose.yml -f docker-compose.balancer.yml up --scale web=2

Webサーバー・https接続

起動時、「-f docker-compose.https-portal.yml」を追加します。

docker-compose -f docker-compose.yml -f docker-compose.https-portal.yml up

冗長構成でWebサーバー起動・ロードバランサーにhttps接続・MySQL構築

.envの「EXMENT_DOCKER_HTTPS_TARGET_URL」の値を「http://balancer:80」に変更してください。

docker-compose -f docker-compose.mysql.yml -f docker-compose.yml -f docker-compose.balancer.yml -f docker-compose.https-portal.yml up --scale web=2

その他、複合して起動する場合

起動時、起動したい環境を「-f docker-compose.XXXX.yml」をそれぞれ追加してください。

パラメータ設定

「.env」ファイルを開き、設定値を修正します。

Webサーバー

設定値	初期値	説明
EXMENT_DOCKER_FRONT_DOMAIN	localhost	DockerのExmentにアクセスするためのドメインです。
EXMENT_DOCKER_HTTP_PORTS	80	DockerのExmentにhttpアクセスするポートです。※Webサーバーを冗長化する場合に、ポートを複数指定する場合には、"80-90"など、範囲指定を行ってください。
EXMENT_DOCKER_EXMENT_VERSION	*	インストールするExmentのバージョンを指定する場合、"dev-brunch"のように記入を行ってください。最新版の場合は、"*"と記入します。
EXMENT_DOCKER_LARAVEL_VERSION	9.*	インストールするLaravelのバージョンを指定する場合、"9.."のように記入を行ってください。

https

設定値	初期値	説明
EXMENT_DOCKER_HTTPS_PORTS	443	DockerのExmentにhttpsアクセスするポートです。※Webサーバーを冗長化する場合に、ポートを複数指定する場合には、"443-453"など、範囲指定を行ってください。
EXMENT_DOCKER_HTTPS_STAGE	staging	https環境を構築する設定です。(staging/production/local) 自己証明書を作成する場合、localを指定してください。
EXMENT_DOCKER_HTTPS_TARGET_URL	web	https環境を接続するサーバーのURLです。(例：http://web:80)

バランサー

設定値	初期値	説明
EXMENT_DOCKER_BALANCER_HTTP_PORT	80	ロードバランサーにhttpアクセスするポートです。
EXMENT_DOCKER_BALANCER_HTTPS_PORT	443	ロードバランサーにhttpsアクセスするポートです。

MySQL・MariaDB

• データベース接続時のホスト名は、MySQLの場合「mysql」、MariaDBの場合「mariadb」になります。

設定値	初期値	説明
EXMENT_DOCKER_MYSQL_PORT	3306	MySQLにアクセスするポートです。
EXMENT_DOCKER_MYSQL_DATABASE	exment_database	作成するデータベース名です。
EXMENT_DOCKER_MYSQL_ROOT_PASSWORD	secret	rootアカウントのパスワードです。
EXMENT_DOCKER_MYSQL_USER	exment_user	作成する一般アカウントのユーザー名です。
EXMENT_DOCKER_MYSQL_PASSWORD	secret	作成する一般アカウントのパスワードです。

SQL Server

• SQLServerのデータベース名を変更する場合、ファイル「sqlsrv/initdb.d/setup.sql」のデータベース名を変更してください。初期値は「exment_database」です。
• データベース接続時のホスト名は「sqlsrv」になります。
• ログインユーザー名は「sa」になります。

設定値	初期値	説明
EXMENT_DOCKER_SQLSRV_PID	Express	SQL Serverのエディションです。(Developer/Express/Standard/Enterprise/EnterpriseCore)
EXMENT_DOCKER_SQLSRV_PORT	1433	SQL Serverにアクセスするポートです。
EXMENT_DOCKER_SQLSRV_ROOT_PASSWORD	JKnkdsaj-j3ks	saアカウントのパスワードです。※8文字以上の複雑なパスワードである必要があります。

PhpMyAdmin

設定値	初期値	説明
EXMENT_DOCKER_PHPMYADMIN_PORT	8888	PhpMyAdminにアクセスするポートです。

Redis

設定値	初期値	説明
EXMENT_DOCKER_REDIS_PORT	6379	Redisにアクセスするポートです。

Exmentの設定値を変更する場合

「php/volumes/.env」ファイルが、Exmentのプロジェクトフォルダの「.env」ファイルに該当しますので、そちらを編集してください。

ExmentアプリのDockerコンテナに接続する場合

ログファイルの確認などの理由で、ExmentアプリのDockerコンテナに接続する場合、以下の手順をお試しください。

• 以下のコマンドを実行してください。

docker ps

• 以下のような結果が表示されるので、「IMAGE」が「php72_mysql_php」になっているものを探します。（※PHPバージョンとデータベース名は、各自選択したものとしてください）
  その後、その行のCONTAINER IDをコピーしてください。

CONTAINER ID   IMAGE             COMMAND                  CREATED          STATUS          PORTS                               NAMES
6b55fdf9cde0   nginx:latest      "/docker-entrypoint.…"   15 minutes ago   Up 15 minutes   0.0.0.0:80->80/tcp                  php72_mysql_web_1
211f83ee14e8   php72_mysql_php   "docker-php-entrypoi…"   15 minutes ago   Up 15 minutes   9000/tcp                            php72_mysql_php_1
c11be3d2b27b   mysql:5.7         "docker-entrypoint.s…"   15 minutes ago   Up 14 minutes   0.0.0.0:3306->3306/tcp, 33060/tcp   php72_mysql_mysql_1

• 以下のコマンドを実行してください。

docker exec -it (コンテナID) bash

• コンテナに接続され、パスが「/var/www/exment」になっていれば成功です。

ファイル構築

リリースファイルは、以下のように構築してください。

• 以下のコマンドを実行してください。

php build.php {--test=1}

• srcフォルダに格納しているファイルを元に、buildフォルダにリリースファイルが作成されます。
  ※すでにある「build」フォルダの中身は削除されます。

コマンドの引数

• test

(オプション)リリースファイルを、Exmentのテスト用に構築します。詳細はこちらをご確認ください。